かなわない人
2003年11月24日学校推薦の採用面接でのこと。
受けるのは3人。採るのは1人。実質やる気のない1人を除いて、私ともう1人の戦いだった。学科そのものが注目するこの面接で、知り合いと競うということ。私は作品を作りながらも、胃が痛くて、精神的に参っていた。
当日、3人で待合室で面接を待っている間。彼女が何度も同じ言葉を口にする。
「私、本気で行きたいんだよね。」
自己主張の強い彼女。元々苦手なタイプだった。私は目もあわせられない。適当な相槌を打っていた。彼女も緊張していたのだろうか。喋り続ける。
「『私の長所は、努力するところです。』だよ。だってよく考えたら私の長所ってそこしか無いんだもの。」
彼女はこの採用試験に受かり、私は落ちた。
子供の頃からずーっと欲しいものを欲しいと言ってはいけない気がしていた。だからずーっと黙ってた。気付いたら何が欲しいのかもわからなくなっていた。自分がどうしたいのか、わからない。
「必ず幸せになれる」
って信じている人が信じられなかった。嫌いだった。こんなに頑張っているんだから、必ず願いは届く。おめでたい奴。周りなんてお構いなし。いっつもキラキラ目を輝かせて、恥ずかしい奴。。。
でも、違うんだ。それが正解だったんだ。。。
今一番正解に近いところにいるような気がする。
受けるのは3人。採るのは1人。実質やる気のない1人を除いて、私ともう1人の戦いだった。学科そのものが注目するこの面接で、知り合いと競うということ。私は作品を作りながらも、胃が痛くて、精神的に参っていた。
当日、3人で待合室で面接を待っている間。彼女が何度も同じ言葉を口にする。
「私、本気で行きたいんだよね。」
自己主張の強い彼女。元々苦手なタイプだった。私は目もあわせられない。適当な相槌を打っていた。彼女も緊張していたのだろうか。喋り続ける。
「『私の長所は、努力するところです。』だよ。だってよく考えたら私の長所ってそこしか無いんだもの。」
彼女はこの採用試験に受かり、私は落ちた。
子供の頃からずーっと欲しいものを欲しいと言ってはいけない気がしていた。だからずーっと黙ってた。気付いたら何が欲しいのかもわからなくなっていた。自分がどうしたいのか、わからない。
「必ず幸せになれる」
って信じている人が信じられなかった。嫌いだった。こんなに頑張っているんだから、必ず願いは届く。おめでたい奴。周りなんてお構いなし。いっつもキラキラ目を輝かせて、恥ずかしい奴。。。
でも、違うんだ。それが正解だったんだ。。。
今一番正解に近いところにいるような気がする。
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